8月からはじまる新しいカレッジに向けて、オリエンテーションを開催しました!
梅雨の晴れ間の日曜日、草津川跡地公園区間5の教養室で「くさねっこカレッジ2020」の説明会を開催。「くさねっこカレッジ」は、草津川跡地公園が完成する前、その整備を進めていく取り組みの中で、将来の草津川跡地公園で活動する主体育成を目指して、2015年に開催した市民講座です。
今回、草津川跡地公園で新しい学びや出会いを広げるため、完成した公園で新たなカレッジを開催することになりました。
オリエンテーションでは、カレッジの説明と合わせて、野外空間を素敵に活用するニューヨークの公園の事例紹介や、くさねっこの活動の幅が広がりそうな屋台の事例をスペシャルゲストと一緒に体験する時間も!
これからの草津川跡地公園での活動イメージをたっぷり膨らますことのできる時間となりました。
コンテンツ
- くさねっこカレッジについて
- 野外空間を楽しむニューヨークの公園活用事例
- スペシャルゲスト 木工職人の伊藤正治さん
- モバイル屋台の組み立て体験
- これからの活動に向けて
- おまけ
- 次回予告
くさねっこカレッジは、草津側跡地公園がオープンする前、その整備について市民の皆さんと一緒に考えていく「草津川跡地整備プロジェクト」の一環として、2015年に開催した全4回の市民講座。オープン後の草津川跡地公園で活動する主体の発掘育成を目指して、市民活動に参考となるような多彩なゲストを招き、草津川跡地公園での活動プログラムのアイデアを考えていきました。その頃に参加くださった皆さんが、今もくさねっこの取り組みを支えてくださっています。
1 くさねっこカレッジ2020について
はじめに、8月からはじまるくさねっこカレッジ2020に来ていただく3名の講師の紹介がありました。
8月2日(日)は、「一からのD.I.Y.入門」
講師に豊福勝己さん(インテリアデザイナー)をお呼びし、D.I.Y.に関するレクチャーをしていただきます。
豊福さんは「これからの介護と福祉の仕事を考えるデザインスクール」をはじめ、各地でD.I.Y.ワークショップの講師をされています。初心者でも簡単にできるD.I.Y.を学び、それを踏まえて、くさねっこでどのようなものがつくれるか話し合います。
ALLIGATOR DESIGN STUDIO
http://www.alligatordesignstudio.com/index.html
9月6日(日)は、「手しごとを知る・楽しむ」
講師に米田恭子さん(Jikonka)をお呼びし、日常の暮らしを豊かにする「手しごと」について学びます。
米田さんは衣食住から学ぶことをテーマに暮らしの道具を提案するJikonkaを立ち上げ、藍染め作家としても関わってこられました。米田さんが普段されている手しごとを通して、少しの手間で生活を少し豊かにすることについて学び、草津川跡地公園でどんな「手しごと」プログラムができるかを考えます。
Jikonka
http://jikonka.com
10月4日(日)は、「情報をおしゃれに発信」。
講師に坂本大祐さん(オフィスキャンプ東吉野)をお呼びし、センスよく情報発信をするコツについて学びます。
坂本さんは奈良県東吉野にあるコワーキングスペース「オフィスキャンプ東吉野」を運営されています。くさねっこの活動を幅広い年齢層に届けるためには、情報の見せ方も大切です。オフィスキャンプで展開している情報発信のコツ学び、くさねっこの情報発信でできることを考えていきます。
オフィスキャンプ東吉野
http://officecamp.jp
くさねっこカレッジを通して、D.I.Y.や手しごと、情報発信の視点から、草津川跡地公園でどんな活動ができるのか考えていきしょう。
各講演のお問い合わせ・お申し込みはkusanekko@studio-l.orgまで。
2 野外空間を楽しむニューヨークの公園活用事例
ニューヨーク市民は野外空間を楽しむのがとても得意!
日々の暮らしの中のさまざまな場面で公園や野外空間を有意義に活用されています。そんなニューヨークのハイラインやセントラルパークの写真を眺めながら、公園の使い方について考えていきました。
草津川跡地公園のイメージとしても、整備プロジェクト当時からよく事例として紹介されていたハイライン。廃線となった鉄道跡地の高架部分に建設された公園です。今ではニューヨークの一大観光スポットとして、多くのかたが訪れる場所となっています。
仕事帰りに立ち寄るヨガレッスン、マーケットでランチなど、日常のさまざまなシーンで野外空間を活用する人々の様子などを見ていきました。
3 スペシャルゲスト 木工職人の伊藤正治さん
今回はスペシャルゲストとして、愛知県安城市から木工職人の伊藤正治さんに来ていただきました。
伊藤さんは安城市の中心市街地拠点施設「アンフォーレ」で、市民活動など活躍されています。
JR安城駅からほど近くにある「アンフォーレ」。図書情報館やホール、カフェなど様々な機能を備えた施設です。まちのにぎわいづくりの拠点として整備された施設を、施設のコンセプトづくり、施設の使い方からルールづくりまで、ワークショップでの話し合いを重ねて市民のみなさんと一緒に考えました。施設ができる前からまちなかで様々な活動を展開し、商店街とのつながりをつくったり、オープニングイベントを市民のみなさんと盛り上げたり。現在は多くの人たちの学びや出会い、活動を生み出す施設になっています。
安城市まちなか賑わいプロジェクト
https://www.facebook.com/anjonigiwaiproject
そのアンフォーレのオープニングイベントで「TRY and D.I.Y.」と題して、D.I.Y.で屋台をつくるワークショップを実施しました。
このワークショップののち、伊藤さんのもとにたくさんの屋台制作のオファーが来るようになったそうです。オファーのなかに、「コンパクトに持ち運べる屋台がほしい」と依頼が来たことから、屋台の材料を1つにまとめられて持ち運びもできる「モバイル屋台」が完成しました。
4 モバイル屋台の組み立て体験
スペシャルゲストの伊藤さんにレクチャーを受け、伊藤さんお手製の「モバイル屋台」をみんなで組み立てました。
当日は「晴れ男」の伊藤さんのおかげか、梅雨の合間の快晴に。
「せっかく晴れているなら外でやろう!」ということで、外で組み立て作業を行いました。
まずは、屋台の足をネジをつかって組み立てていきます
足と柱をあわせ、ネジで固定していきます
天板を取り付けていきます
最後に、屋根を取り付けます
カーテンとクロスを敷き、完成!!
手作りのトランクにコンパクトに収まるモバイル屋台(重量30キロ)も、くさねっこメンバーにかかればあっという間に組み立てが完成!
くさねっこの定番プログラム「交流カフェ」で、屋台を使った場合のシミュレーションをしました。「屋台を挟んでコーヒを提供できればいいね」「横にテーブル置いて作業をすればいいかな」など、活動のイメージが広がりました。
外で屋台を組み立てていると、歩いている人が立ち止まって様子を見たり、何をしているんだろうと入ってくる人が。屋外は偶然の出会いも生まれやすいのかもしれません。
5 まとめ
モバイル屋台の組み立て体験のあと、「屋台を組み立てるのが楽しかった」「活動のイメージが広がった」などの感想などを話し合いました。
これからくさねっこでもモバイル屋台の導入が決定!
今後のくさねっこのイベントでは屋台が登場するかもしれません。
屋台を実際に見てみたい!使ってみたい!というかたは、これからのくさねっこに注目してみてください◎
木工職人の伊藤さん。モバイル屋台以外もパズルや脳トレグッズなど、さまざまな手作りグッズも持ってきてくださいました。
「木の質感がいい」「こどもでも楽しめそう」「パズルが結構難しい」と、パズルに興味津々もくさねっこメンバーでした。
6 おまけ
今回のカレッジで登場したお菓子をご紹介します!
まず、くさねっこメンバー差し入れのメロン。
草津はメロンが有名なんです。
そして、伊藤さんからの差し入れの「きらず揚げ」。アンフォーレのカフェを運営しているお豆腐屋さんのお菓子。
味は「しお」「黒砂糖」「マヨネーズ」の3種類。
おからでできたヘルシーなお菓子で、食感は少し硬めのせんべいのよう。一度食べたら止まりません〜〜
会議やイベントが終わるといつも雑談タイムとして、くさねっこでやりたい活動をわいわいと話しています。
7 次回予告
次回は8月2日(日)14時から「一からのD.I.Y.入門」です。
講師に豊福勝己さんをお呼びし、D.I.Y.に関するレクチャーをしていただきます。
お申し込みは下記のアドレスに①氏名 ②所属(会社・学校等)③年齢 ④住所 ⑤連絡先(電話・FAX・e-mail)⑥草津川跡地公園でやりたい活動をご連絡ください。
※記入の際、【8月2日(土)くさねっこカレッジ 一からのD.I.Y.入門参加】がわかるようにしてください。
※お問い合わせフォームからも受け付けております。
お問い合わせ・お申し込み:kusanekko@studio-l.org
くさねっこカレッジの詳細はFacebookでも発信中!
https://www.facebook.com/1213022662046172/posts/3755063504508729/?d=n